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No.10987 Re: ひどいヤケド跡

ここで「頑張って」や、「それ位のことで…」と言えば
他人事になってしまいますね。

私の従妹は、今30歳です。

3歳の時にストーブの上の
沸騰した、やかんをひっくり返し
体に8割の火傷を負いました。
顔以外は3度の火傷です。
その時は、死ぬかもしれないと言われていましたね。

でも、助かりました。

小さいころから長いスカートを履き
服は前開きしない服です。

従妹には姉がいますが
姉があぐらをかこうが何も言われませんが
その子が、真似してあぐらをかこうものなら
親が「女の子があぐらかくものではありません。足を隠しなさい。」
と、言われていたのが印象に残っています。

大人になり従妹は、見事に美しくなり
某百貨店の顔となりました。

本当にモテていましたね。
でも会う度、付き合う相手が代わっていました。

親戚中、誰も口にはしませんが
その理由は分かっていました。

父親は従妹が火傷してから
うつ病になり
長年、母親が仕事をして生計を建てていました。
そのことがあってか、ストレスからでしょう。
二年前。52歳の若さで旅立ちました。
父親は後を追うように昨年
酷いうつ状態に陥り、病気で亡くなりました。

そのわずか2カ月後、その従妹は
ある会社の御曹司と結婚して幸せになりました。
その辺にはいない、超イケメンですよ。

結婚披露宴で彼女は両親のいない両親宛てに手紙を読みました。

「お父さん、お母さん今までありがとうございました。
　私も幸せになることができました。
　3歳の時、私が大火傷を負った時は私以上に苦しんだことでしょう。
　そのことは、幼かった時から分かっていました。
　だから、学校で何を言われても、社会に出て誰に何を言われても
　辛かったけど、私は死のうと思ったことは一度もありませんでした。
　私は、今は火傷したことに、とても感謝しています。
　それは顔目当てだけで寄ってくる人が区別できたからです。
　私の体のことを話すと逃げ出す人ばかりでした。

　でも、○○さんは違っていました。
　とても親身になっていただき、すべてを受け入れてくれました。
　火傷がなければ○○さんとは出会えていませんでした。
　だから、お父さん、お母さんもう心配しないでください。
　私は、○○さんと幸せに暮らします。」

式場内が号泣の嵐でしたね。

長くなりましたが、打ち明けるタイミングより
逃げていく人は逃げていきます。
受け入れてくれる人も必ずいます。
心で受け止めてくれる人に出会えること祈っていますね。

リッチマン (2010/01/28 Thu 21:30:07) pc *.112.162.95

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