ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
つづきます。
さて、そのことを踏まえて、感染者が彼氏に感染の事実を告知する問題ですが、告知するかしないか、早くしなければいけないか否か、について論じる人が多くいます。
しかし僕はそれよりも、どのように告知するか、の方がよっぽど大切だと思います。
今回の相談では相手が彼氏ということなので、相談者さんは、彼氏に嫌われたくない、理解されたい、と同時に彼氏は感染者になってほしくない、という思いがあることでしょう。
倫理的には、彼氏は感染者になってほしくない、という思いに基づいた行動ならば、どのようにしても問題はないと思います。
それらの思いにそった告知の仕方を考えましょう。
まず、告知をしたら相手がどのような反応をするか想像してみてください。
もしも相手がHIVについて十分な知識と理解をもった人ならば、大きな動揺や混乱もなく受け止めてくれ、感染の事実によって好きでなくなるようなこともきっとないでしょう。
これが理想ですが、現実にはそこまで十分な知識、理解をもった人は多くはありません。
それでは、どうするか。
相談者さんは感染の当事者なのですから、知識、理解をもつのはほかの人よりは比較的容易なはずです。
そこでまず相談者さん自身がHIVについての知識、理解を身につけ、それをさりげなく相手にも知識、理解が身につくように普段の会話の中でもっていってはいかがでしょう?
相手に知識、理解が身につけば、たとえ万が一相手が今後相談者さんと別れるようなことがあっても、その後の人生の中で相手はひとりで自分を感染から守ることができるようになります。
これは、相手に感染者になってほしくない、という思いを実現するうえで、もっとも有効だと思います。
HIVについての話題を振ったときのリアクションで、告知したらどういう反応をするか、ある程度察しがつくと思います。
いきなり告知しても大丈夫か、まだまだ知識、理解をつけてからのほうがよさそうか、それとも知識、理解を受け付けようともしない人なのか。
知識、理解を受け付けようともしない人以外なら、やりようはありますよね。
あとは相談者さんのやり方次第です。
知識、理解を受け付けようともしない人なら、相談者さんの手には負えないのではないでしょうか?
相談者さんが感染者だと知ったら好きではなくなる可能性が高いのではないでしょうか?
そういう人なら、縁がなかったとでも思うより仕方がないと思います。
それらのことを踏まえて、踏まえるためには決して焦ってはいけないと思いますが、できればそれら一連の行動を早くした方がいいと思います。
というのも、相手はもしかしたら浮気をするかもしれない、可能性がないわけではない。
知識、理解がつく前に浮気したら、感染する危険性があります。
だから、少しでも早く相手が知識、理解を身につけることが相手のためになります。
だけどくれぐれも焦って失敗しないように気をつけてください。
なにそれ (2010/02/04 Thu 09:23:38) pc *.150.178.112
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