
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
あなたは、嬉しさ転じて、あなたを全部受け留めて欲しかったのですね。
あなたの気持ち解ります。何をどう強気でごねようが、ああだこうだと
いう年下だけどいわゆる勝気な弁も、刳るんで欲しかったのでしょうね。
どうのこうのいうあなたを有無を言わさず抱きしめて折れるような?
スタンスを夢みていたあなただったのかもしれません。
彼はあなたの中に正論も嗅いだのでしょう。
そういう、まさに強気で立ち向かってくるエネルギーのボールを、何か
あればずっと受け留めて訊き続けていかなければいけない、
そのくせ、リアルには自分の出費だけが嵩んでいく、総じてネガティヴ
な憂鬱のこの先の頻繁さが見えてしまい、
あなたを好きで喜び続ける自信がなくなったのであろうと察します。
あなたは恋人とはぶつけ合う峠を越えて行くべきものという理想を思い
過ぎているのかもしれません。
実は、恋人とは、親しき仲にも礼儀あり、以心伝心、相手の欲しいもの
を読み抜く眼力が、何でも許されるという安心感を越えて必要な関係性
なのですね。
あなたはぶつけたいし、ぶつけすぎた・いいえ、何か言い分を仄めかす
ことですらし過ぎて、あなたの思う恋仲は、
花も嵐も(乗り越えて)と勝手な理想の幻想を思い過ぎたのでした。
あたくしも同じように悪いところがあるのでよくわかりますが、世の中
の多くは矛盾でできていて、正論を通し過ぎたり、議論をし尽くすこと
を(むしろ)避けたいナァナァの感覚でできていることの方が多いのです。
だから、あなたの主張や見解の(あなたに有る賢さともいう)は、
恋の邪魔、ということなのです。
あなたは完全燃焼の上で酔いしれるタイプ。
それが恋をしている醍醐味と錯覚して、それで燃える人。
しかし、彼は、経験も積み、ほどほどの中庸を模索して、それで上出来、
それで善しとしようと、拘ることの傷や損を知った大人なのでしょう。
返り血を浴びたり、罵り合う=傷つけ合いが、漠然とした浅傷より精根
の消耗が激しいことを知っているので、あなたを放した、それが二人の
ためでもあるとどこかで思ったのであろうと思います。
彼は自分が逃げたというより、どこかであなたの食い下がりで使うエネ
ルギーまで計算してそれを避けたとも言えるのですね。
と、あたくしは、診た。
あなた、あなたの、それでもまだ若い正義感の情熱は刃(やいば)にして
はいけません。人間は相手も心と神経を持っており、完全に合一になる
ことはありません。あなたの思いや期待の半分ほどを出して、相手を観て
自分の出方をコントロールするのが大人の恋の掟なのです。
真理之丞恋の掟 (2011/11/21 Mon 22:58:35) pc *.18.177.128
この回答が参考になった: 6人 (携帯からのみ評価可)