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No.174179 Re: これからの人生

20歳ですか
私も、あなたの年頃には
同じように思ったものです。

22年も前の話になりますが
私は、間違い電話で知り合った男性と
お互いゲイの世界を知らず、愛すれば愛するほど
罪の意識を感じ、二人で泣いていたものです。

あれは、ちょうど20歳になった頃でしたか
私の仲の良い女友達によく電話をしていました。

彼女の電話番号の下四桁は「3933」です。
余りにも簡単というか、簡単過ぎて
よく「3393」と間違えてダイヤルをしてしまいました。

間違い電話も、10回を超す頃
相手も「またか」という気持ちの筈が
「よく間違えるね。名前なんて言うの？どこのひと？」
と話しかけてくるようになりました。

そんなときから、間違い電話ではなく
自ら「3393」にダイヤルをしていましたね。

彼の声はとてもかっこよく
理想な男性像を描いていましたね。

でも、どうせ会うこともないだろうと
私がゲイであることも伝え
その頃、好きなノンケの相談相手にもなってくれました。

あるとき、お互いのバイトの話になりました。
すると、なんと100ｍも離れていない距離で
お互い、バイトをしていることが判明しました。

私は喫茶店。
彼は定食屋でした。

早速、彼は私の働く喫茶店へと出向いてくれましたね。

お互い、感じるものがあるのか
たくさん来るお客の中でも、すぐに分かりました。
彼も、たくさんいる店員の中で、すぐに私だと気付いたそうです。

それから、私はゲイとして
彼はノンケとして、想像以上に仲の良い、友達関係になりました。

ある日、好きなノンケの彼との約束が守れず
振られてしまった日に、公衆電話から
彼の「3393」にダイヤルをして泣いてしまいました。

その彼は、心配して
友達に借りたバイクを飛ばして、そこまで
迎えに来てくれました。

その日から、私は彼のことを
愛してしまいましたね。

一緒に酒を飲みに行ったときに
彼に告白しました。

そのとき彼は何も言わず
帰り際にハグしてくれました。

それから私たちは
ゲイの世界も知らず、愛しあうことになるのですが
愛すれば、愛するほど
お互い辛く、泣いていましたね。

二人で「薔薇族」を手にしたときには
こんな世界があったのだと感動し
二人の未来を初めて実感したものです。

でも結局、彼は
大学卒業で実家の沖縄に帰ってしまいましたけどね。

つまり、私が言いたいことは
ゲイの世界を知り、ゲイの友達が、たくさんできれば
今のあなたの悩みが、どれだけ小さかったことか気付くはずです。

悩んでいるのは、あなただけではないのですからね。

私は今、42歳で結婚もせず
子どもも居ませんが
今までの人生の中で、今が一番幸せに感じますよ。

リッチマン (2012/02/03 Fri 21:45:51) pc *.94.155.157

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