
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
悲劇と悲哀の青年時代を過ごす者あれば、堅実で・それは豊かな部類で
男版蝶よ花よで進めた若造も確かに居ます。そして、
手堅い堅実で何不自由なく育っても、あなたのご両親のようにおそらくは
思慮を尽くし、問題を解決し、地域の中で、日々を精一杯生きる両親は、
そのまま世界中の「両親像」でもありましょう。
つらく貧しかった者だけが何か特別な思いを勝ち得ている、ということは
ありません。
そんな意味で、
あなたのご両親の誠実と真摯に応えんとするあなたの苦悩は、あなもまた
誠実で素直な青年の証しです。
しかし、あなたの問題は、実は、自分がおそらくは人並み以上に幸せで、
21歳のあなたが将来に怯え、その地獄絵図を見るのが耐えられないという
のも滑稽な、どこか安全地帯に居るあなたの豊かさ故の悩みであるのだと
あたくしは最初に言っておきます。
あなたが自分の安全性=当座の心配もない豊かさに「胡坐をかいている」
からこその、あなたの「余裕漂うこの相談文」でもあろうことです。
何を言いたいかと言えば、
あなたは田舎の両親の良心と平凡範囲の期待を突き抜けるほどに今現在と
これからも頑張っているのか・行こうとしているのかどうか、ということ
です。
あなたが世間や地域連帯や親戚を超えるまでのあなたの意志の道を進もう
として、どこまでも鋭意の挑戦をしている場合、
ある意味呑気なあなたのこんな相談はあまり出てこないし、その年齢では
書こうとも思わないのがふつうだという意味なのです。
安全な郷里で謳歌して育ったあなただからこそ、両親に、あなたの自力と
皆の開いた口の塞がらないほどの挑戦や活躍を見せるべきであって、
今のままでは何かと言えばつつかれ、引き戻されて、許嫁を示される、と
かどうとか、それは「取らぬ狸の皮算用」なのであり、(すみませんが)
あなたならできるもっと上限に向かうトライの精神には生きてなどいない、
という証左だといえる。
学生としか動き様の無いあなたの漠然の懸念は解る。
しかし、今で言うアラサーやアラフォーの切迫感ゆえの悩みなのではなく、
あなたはまだ21歳なのです。
21歳のあなたは両親を感謝で想っても、それを傍目には蔑ろにしている
とも映るほど自己に邁進していなければいけない。あなたも付記したあな
たの道は今のままの易々の延長線で可能なのか、あなたは飛び出せて東京
を知り、あなたの30代、40代にどうなって行きたいのかどうか、
あなたの相談は今はまだ時期尚早の杞憂かもしれません。あなたはあなた
の道を語って・魅せることこそが、
あなたに求められている末代までの「男子生まれり」の矜持であるのです。
あなたがあなたの道に生きて何をも言わせない時、あなたの両親もあなた
を育んだ過去を、悲しくも肯定し、あなたに笑みの手をかざそうとする日
が来るのではないでしょうか。
甘えている範囲の自分像を今知るのがこの相談の答えです。
両親は孫を観るためになんかあなたを育てたのではありません。
それは世の定型をなぞってみる口のレトリックなのであり、
本当の両親の心の底に眠るものは、あなたが「真に幸せで在って孤独では
ない道」を歩んで欲しい・歩ませてあげたいという親心なのです。
どこかに在るかもしれない地方公務員の狭量範囲の、
あなたにめんどうをみておらうという計算裡はあるでしょう。それは心血
を注いだ人の、その場で築かざるを得なかった価値観の当然の帰結のもの
であり、それらすべてを覆すほどのがんばりを見せるのがあなたの自分の
道なのです。自ら苦闘した飛翔する鷹になるあなたであってほしい。
最後に、依怙地や都心優位性で有頂天で図る道ではなく、
真にあなたが成したい道を見せて堂々と両親姉妹に未来の彼を連れ立って
参上して欲しいとあたくしは願う。
あなたの家系も老親の未来も、あなたの賢明な模索(意志)がいずれ解決
やもしれません。
あなたに子どもを持つことで満たされた期待の喜びを授けてあげて、あな
たが、いつの日かどこかで自分たちの死後に孤独で涙していることのない
ように願う両親の心を診ようとなさいっ。上辺判断で、田舎の定型にする
あなたはまだまだご両親を超えてなどいません。
自力で生きる切実に身を呈して、この問題に再度悩みなさい。
真理之丞あなた (2012/04/30 Mon 14:12:00) pc *.198.54.171
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