
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
乗り越える? その必要はないと思いますよ。
ひとがひとを好きになる。それが、たまたまあなたの場合、ノンケだっただけ。
そのノンケに彼女がいた。それならば、ふたり一緒に暖かく見守ってあげなさい。それが、誰も傷つかない。
ノンケに思いを告げたことは、私もありますよ。10歳ほど年下だったノンケ。同僚の中でも特に親しくなってね、自然の成り行きで告白に至ったことがあります。私の場合、ノンケの彼の恋人にはなれなかったものの、彼はいろいろとそれまでにない気遣いややさしさを見せてくれました。会社の中でも、彼のことは私に聞く、私のことは彼に聞けばわかるといった仲になってましたね。でも、もともとノンケ。恋など実るわけもない。彼が行き着く先は、女性と結婚、そして家庭を持つ。諦めるというか、いつでも身を引くことだけは覚悟していました。
実らなかった恋愛だったけど、自分の中ではとてもきれいな恋愛をしたと思っているのね。誰も傷つけずに終えた恋愛なんて、そうそうないもの。
あれからだいぶ経つけど、たまに夢を見る。今はきっと故郷で幸せな家庭を築いているんじゃないかしら? 当時を思えばさみしくもなるけどね。
覚えておいて頂戴。ゲイとノンケ、テリトリーが違うのよ。そこに一歩でも踏み込むということは、ルールを守らなければいけないってこと。
ノンケを好きになるってことは、踏み込んではいけない領域があるということね。彼が自然歩むべき恋の道を邪魔してもダメだし、壊してもダメなのよ。
あなたが好きになったノンケには彼女がいる。それを絶対に壊してはいけない。つらい話だけど、彼女がいるのよ。それでもあなたを慕ってやってくる。何でも話してくれる。そんな関係も、私に言わせたらある意味極上よ。
好きだという気持ちがかなわないと知ると、どうもそれを今すぐ捨てないといけないと思っている人が多過ぎると思う。好きな人を、納得行くまで好きでいなさいって私は思う。相手はノンケという制約があっても、好きでい続けるから、あなたにしかできない藍の注ぎ方が見つかるのよ。
ひとをこんなにも愛せるという自分を粗末にしないで、素直にその自分を受け入れなさい。つらいことも悲しいことも、すべては彼を愛するからこそ。とことん悲しみなさい。そんな中から、新たな何かが見えてくるものよ。半端な中からは何も生まれやしないわ。この恋から、あなたが得るものはたくさんあるの。
大丈夫 (2012/05/03 Thu 18:13:35) pc *.43.64.19
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