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No.188321 Re: 癒えない失恋。

自分を理解してくれていたあの人はもう居ない。

それが（派手な喧嘩別れ以外では）だいたい共通する感情でしょうか。
人は去って、居なくなってからその人の価値や温かみに気付くものなのです。
でも、いずれその人の記憶も薄まって過去の人となって消えていく。
人生の、俗にいう若かりし恋愛期はそういうものです。
あなたも今を越えるとその人が徐々に徐々に、だんだんと薄まって行くもの
なので、今を耐えなければいけませんね。
一度壊れた恋愛はヒビの入った焼き物の壺のように、
その傷は完全に元通りになることはないのです。
どんなに望んでも、どんなに縋っても、それは元通りにはならない。

またモトサヤに戻っても、その割れ目はいつも抱いていることになる。
一緒に添っていても幾筋も割れ目を放置したカップルもあるでしょうが、
潔く別れる道になったのは、あなたの彼にもあなたにも、前途を思えば
よかったのかもしれません。心機一転がんばってみてほしい。

あなたに言えることは、
あなたの「何か違う」というのは、当然なのであって、
あなたを仮にも好きで付き合った人があなたに（程度の差はあれ）捧げた愛
と同じものがのっけから存在する筈もなく、
それは、あなたの自己憐憫や自己愛というものであって、
彼の器量が無二であることは早計というものです。
彼とは違う形で、彼と同じか、彼を上回る人、或いはあなたにもっと合って
居る人が世の中にはきっと居るのです。
でも、それは、そうそう出現などしません。
あなたの一からの反省に立った挑戦の苦労でしかそれは現れない。
あなたは温かな彼の記憶に囚われて、受け容れた（或いは捨てられた）自分
をわきまえていない反省能力の無い男でもあるということなのです。

あなたの文章には別れた原因と経緯が書かれていませんが、
あなたはたぶん見限られたというのが痛くも真実なラインでしょう。
それならば、依怙地に彼を超える人を探すのでもなく、泣いて明かすのでも
なく、あなたが真っ先に痛みを以てしなければいけないのは、
自分を反省してみることでしょう。
自分だけが悪いのでもないでしょうが、それでも自分を顧みる反省はしなけ
ればあなたの次のステージはありません。
自分が気持ちよかった揺り籠の記憶で、今なお相手に依存するのはあなたの
甘え根性というものなのです。

あなたが変わる姿勢に努める時に、思いもかけず、次のあなたの新しい暖か
な記憶を紡げる相手が出現するのです。変わらないあなたはそのままです。

真理之丞罅縋り (2012/05/06 Sun 19:59:16) pc *.198.54.171

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