クリックしてね!

No.205691へ回答

投稿フォーム

[ クリア ] ※不要な引用は削除して下さい。特に携帯から見にくくなります。
[ パスワード生成 ]←自動的にパスワードを生成し次回利用時まで保存します。

※投稿に時間がかかる場合があります。2度投稿するボタンを押さないようにして下さい。

Re: セーフなハッテンバ

Subscribe to WebSlice

[ 返答する (質問者のみ) ]

No.205691 Re: セーフなハッテンバ

ええ、忘れもしませんわ。
あれは、まだ梅雨の明けきらない7月初旬。
東洋随一と謳われた栗取侯爵家の敷地内に新たな洋館が建てられましたの。

元駐伊全権大使で派手好きのお父様だけに、お披露目の夜会はそれはそれは
華やかで贅を尽くしておりましたわ。
着飾った紳士・淑女のしとやかなさざめきと貴婦人達の洋装の衣擦れの音。
ベネツィア製のシャンデリアが辺りを燦然と彩っておりましたの。

でも、私の心は公爵様がいついらっしゃるか…ただそれだけに集中しておりましたの。
今日の為にお父様がフランスから取り寄せたヴィジュー、絹のローブデコルテに身を包んだ私は、さながら生ける白バラ。
16の娘盛りの私は、己の美しさに見とれる隙も無いほどにただ、公爵様のあのお優しい口元や潤みながらも意思の強い眼差しを宙に描きながら空の笑顔で来客からの容姿に対する賛嘆と嫉妬の眼差しをかわしておりましたの。

大正浪漫の侯爵令嬢栗取満子 (2012/08/22 Wed 18:54:32) pc *.249.242.25


この回答が参考になった: 0人 (携帯からのみ評価可)