
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
あたくしの質問にすぐにご対応くださったことに先ず感謝する。
ありがとうあなた。
さて、あなたが純粋にふつうの家庭で(と仮にそう書く)、ご両親に大切に
育てられた青年であることが分かりました。
そしてご両親がどういう順序と反応と夫妻としてあなたに何を述べたかかも
よくよく理解した。ご両親はまっとうです。
よくゲイに対して理解ある態度がまっとうとも勘違いされますが、
そのあなたへの問い詰め、詰問、言い聞かせ、父の静かな態度と、どれもが
ご両親としてはいたって常識的で苦渋の態度であり、
お父様に至ってはむしろ素晴らしい静観の姿勢を持った大人だと賞賛したい。
誰だって自分の息子の恋愛までは左右できないのを知っている親なのです。
そしてその上で、血を分けて心血注いで育てた子どもだからこそ、あなたの
未来であなたが悲しむような道にはしたくない。
だからこそのあなたの母上の弁であり、父の冷めて乾いた言葉でもあったと
あたくしならそう思う。
しかし、あなた、何十年後かにあなたは今のその時節に告白したことを自分
で良かったと思うかもしれないとも予測できるため、その告白は価値が確実
にあったと言いたいあたくしだけれど、
それでもあなたには警告したい。
あなたには教育が足りていません。それは言い換えたら思考力です。
誰かから教わることではなく、自分で物事を縦横に考えて尽くす頭脳のこと
であって、それは思慮深さともいえる。
なぜなら、あなたは(それが成就なんかしないのは自明で)好きだった初恋
の彼への思いの届け方も、ご両親がどうこれからあなたのことを心配するの
かも何も考えておらず、考えたにしても自分の今を優先するワガママです。
誰がどう自分へ愛情を注いでくれて生きて来ているのか、
そんな彼女と謳歌する時代の彼に自分がどんな姿で映り、何を陰で囁かれる
かも、あなたは何も見通せていなかった。
だからこそ、あならの今の相談の見込みはちゃんちゃらおかしいのであって、
子どもへの血のつながった愛も人生の後悔も、浅はかな読みでそんな相談を
したこと自体が恥ずかしいほど未熟、ということになる。
未熟よりは(寧ろ)恥ずかしい。
この恥ずかしいということは、自分らしく生きることに後悔はないとかいう
摩り替えの詭弁の思い上りとはまるきり違うことであり、情けない姿という
ことなのです。そこが重要。
穴に注げば受胎する。それを幸福と錯覚し、ままごとで育てることはできる。
しかし、その後の安泰という名の人生の性の斜陽の途上で、あなたがゲイに
逸れる出奔をするのも間違いありません。
そんなことを自分はしない、などと息巻いて自信過剰ならば、それこそが恥ず
かしいということなのです。
あなたは人生の修練がまだまだ足りていない。
自分のゲイを肯定したいのであれば、認めさせたいのであれば、あなた自身
が恥ずかしくない他者を思い遣れる上での自重する意志を持つような自分と
いう存在になっていかなければいけません。
親への告白はそれでも遅くは無かったし、言い逃れ誤魔化しで親を欺くこと
もなかった。あなたの恋愛を哀しくも応援するご両親にあなた自身ができる
道にさえも可能足らしめたかもしれない。
そして今からでも遅くない。
あなたは好きであるゲイ恋にまでも自分が成長できるような視点をも絡めて
挑むようになさい。そのためには自分より相手を考える。相手を観なさい。
さしずめ、あたくしも最近のテレビCMで知った今のドラマでも視てごらん
なさい。あたくしは清張が本当にそんなことを描いたのかと確かめた。
自分の安泰が如何に自分を蝕むことでもあるのか、ある意味警鐘がなされて
います。自分を解ってもらう道は荊の道でもあるけれど、どんな時も誤魔化
すことがなかったら主人公も前途有望な芸術家も死ぬことはなかったのです。
すなわち、それがあなたの自分の末路の投影としても差し迫る。
あなた、自分のゲイが他人を悲しませることまで解って歩んで行きなさい。
それは妻以前に、今のあなたのご両親に対してということだ。
すまないけれど、あなたには未来像の安寧を語る資格はまだありません。
先ずは自分の自立を目指して今の騒動を封印するほど最後の学業と世の中へ
の模索に挑みなさい。人生今したり顔になるより先に成すべきことがある。
あなたへのあたくしの回答は以上になります。
https://youtu.be/Ff8ifnWw0Do
真理之丞嘘滂沱 (2020/05/20 Wed 21:22:05) pc *.80.238.158
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