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No.472674 Re: BL

この問題は、耽美主義が関係しています。
美しくあらねばBLに非ず。
しかし、時代と共に「麗人美」のことではなく、ギリシア回帰というものも
投影されて、男性性の美の造形も耽美的に描くことになりました。

だから、BL物語では、まずどこをどう切り取っても美しいのです。
髪の乱れも美しければ、漫画の絵図なのに膚までも汚れ一つない美しさ。
見つめ合う時間までも美しいし、汗まで美しい。
美しいのは女々しいということではなく、己の醜さの反対側への渇望という
ことで描かれる訳なのです。
それを実写してみると、醜さはどこにもなく爽やかな風も時間も支配する。
だから、恋人たちという構図になって二人とも非の打ち所がない幼児的男性
美の実現まで醸し出されることになって、完全無欠ということになる。

だからあなた。
BLは現実逃避の桃源郷の恋愛図なのであり、
それを求めるのは人間の本性に蓋をした生き方を求めていることなのです。
人間はいつまでも幼児ではなく、老いて枯れ往く道を生きる存在なのであり、
あなたの恋はその時間軸に沿ったリアルな五官を直視したものであるべき
なのです。恋愛というのは美化とは相反する実態で成していくべきもので、
頭脳で完結するものであってはダメなのです。

ということで、その恋の在り方は夢想しても、その絵柄映像は霞だと思わね
ばなりません。実在なんかしないもの。
幾ら美人イケメンでも人体構造も皮膚反応も同じです。
食べて出して生きている。イケメンの汗だって臭いものなのです。それを愛
することが我々人間の愛の道。

美しさには誰だって憧れる。
しかし、本当の美しさは虚像や虚構ではなく、混沌の中に存在するということ
をあなたは学んで行きなさい。
白州という自分像を述べるのであれば、その心意気の美しさに惹かれるべき
まであるでしょう。

https://youtu.be/4lW6dsLh39E
眞理

真理之丞耽美離 (2021/03/22 Mon 22:48:39) pc *.80.230.120

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