
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
自分の世界の広さと、関心事が「お前」だけでないという作為。
若い人にはありがちなこととも思ったけれど、
もう一度あなたたちの年齢を二度見して思うのは、あなたたちはけっこう
落ち着いた年齢ということです。
知り合ってどれほどかとか、いろいろな場合も個性もあるけれど、
それはたぶん「対人への温度差」「執着心」「過信と平然」という性格的な
もの、もっと言えば、<人間性>ということになる。
であれば、彼はどんな人間性なのか。
それは、一点集中をわざとずらす人ということになる。
どういうことかと云えば、
あなたが恋慕で近付きたいとか、愛情表現で迫りたいということを知って
いるのに、そうしているのは確かだ、ということで、
あなたを(計画とか作為までは違うけれど、要は、焦らしているということ
です。そして自分はそんな執着やぞっこんをあっさりと退け、
飄々と、ないしはいつでもあっさりと颯爽と自分の関心を追う自分中心者で
建設的を恥じのようにさえ思う人間像ということです。
丸々当たってはいないかもしれませんが、
おそらく彼は矛先をずらして見せようとする、または思わせぶりなのに
肩透しでかわす、というズルい人間でもあるということになる。
あなたに問うが、
あなたは彼のどこに魅力を感じているのか。
何が好きなのか。何を望んで一緒に過ごすしているのか。
思うには、そんな彼はあなたには冷静さでは有効であっても、というのは
あなたに無い部分を補えるのでも、あなたには向かないということです。
スマホのその先に何が在るのか。
その彼にとっていかにも重要な興味対象なのか。
否、そうでもない筈です。
それなのに彼はなぜそんな風なのか。
それは、自分が愛されているという確証を(実は)欲しがっている人間の
受動的な罠のようなものというのがあたくしの見立てです。
そもそも、もしも本気で好きで一緒に居てくれる訳であれば、そんなあなた
にウザい気分も抱かされるとして、それならそれで言いようも見せ方も、
つまり別な形で牽制はできる訳なのです。愛情表現の牽制ですね。
しかし、彼の矛先は、それが仕事なのではなく、あなたが眼中にない耽り方
を平然と見せる訳で、それならそこにその時間わざわざ一緒に居なければ
済むのだし、否むしろ、自分の個人の時間でそういうことをすればいい。
空気のような同棲相手だとか、相手のことは知り尽くしているだとか、それ
は勝手な理屈。思い遣れない、また、同じ土俵で思索をし会話をしない者に
期待するのはそもそも間違いなのです。
では四六時中相手のことを眼に入れろと云うのかといえば、それは当たり前
にちがう。だけれども、相手を思い遣れない結婚でもない空間の同列には
それを押し通すだけの意味が無い。あなたがその彼の貌が好きで額縁に入れ
て四六時中愛でていたのでも。
あなた、よくよく考えなさい。
あなたのこの相談が、書いたほど深刻なことではなく、彼はほんの少しその
ような時も在る程度のことであることを祈りたい。
共に建設する、同じく共鳴する気持ちの無い人間に犠牲愛で関わることは人生
の無駄に近い。
よくよく考えてみてほしい。あなたにウザさは無いという前提で。
眞理
真理之丞肩透し (2021/07/04 Sun 00:18:20) pc *.122.162.231
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