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No.484784 Re: 好きになってしまった

あなたの返答を読んで思ったのは、
なるほど難しいところだということです。

あたくしが書いたこと、皆さんが書いたこともそうだと思いますが、
解っていると思うけれどもそう書いて喚起するということがあったとも思うん
ですね。
あたくしも、その年月の重みを取らざるを得ないという文意になってしまいま
したが、どっちが大切か言うまでもないとか、一目瞭然だとか、
失くしたものは大き過ぎるという、それらのことをあなたに押し付けたい訳で
もなかったということです。

あなたと彼の現実（人となり・会話模様）を我々はリアルには知り得ない。
だから、そのまま行かせてあげたいのでも、
歯止めを書くのが良識であることはあなたももう解ってくれているでしょう。

新しい関係性がどうなるも、やがて変化も出て来るだろうと思います。

許されるのであれば、今の自分の思い出刻みの分だけでもそのまま突き進み、
人生まんざらでもなかった、どこか寸分でも良かった悔いなしということが
有る方がいいでしょう。

あなたのその邁進で、今の彼がどう判断するも、
その結果で（そのようにある種冷淡な今彼に）何かを改めて思わせたり悔い
させることも必要かもしれません。
何かに不満とか、マンネリでとか、何をどう言い訳が有っても、相手が何か
を悲しんでいる場合、そのような態度で善い筈はない。
相手のご年令では第二の人生で、また年齢的にも（今さら熱い恋愛などできる
訳もないと）投げ出していることから来る冷淡が有るのかもしれないが、
そんな人にその年齢差下のあなたが奉公人のように尽くすこともありません。

ですので、あたくしは先のように喚起はした上で、
あなたが思うままに突き進んでいいのだと思う。この思いはもちろん先の回答
を書きながら背中で思ってはいた訳です。それを汲んでくれていたら本望。

あなたのリアクションで切なくなったのは、
もう二度とこうした相手にも恋愛感情にも出遭えないかもしれないというどこ
か憂えた悲観です。
若さという未熟が、さまざまな至福と痛手を経験しながら人間と愛について
覚らせて行くと同時に、どこかいつまでも求め合うエロスで済むことは無いと
単なる同居人にシフトチェンジして諦めてしまうのが夫婦と恋人のような恋愛
常なる道ということが言えるかもしれない訳で、
そんな中でゲイのさまざまな悲哀を超えてトキメクということは思いの外価値
が大きいことかもしれませんね。

自分の生活の路頭に迷うことや破綻が無いのであれば、
その恋愛に積極的でもいいのかもしれない。

しかし、大なり小なり、恋愛は窄（すぼ）んで破綻するのが人間の脳の必然
です。そこで積年の連れ添いの中で湧かせられて来たエロスとはまた違う慕情
が老年期に二人を向かわせるということで、
連れ添うという鎖はあなたたちの場合、彼とあなたの年齢差から少し緩めても
いいのかもしれません。

しかし、今の新しい彼には、老成した達観のような味気ないことは避けてあげ
るべきではあっても、今のあなたと同じ道になってしまう可能性があることは
あなたは今度は人生の先行き者として（今後）説いて対峙してあげることも
どこかで必要です。ただし、恋愛は不明と不安がボルテージを上げるために、
多くは今は語らなくてもいいとも思う。
今後、その彼が去っても、あなたは右も左も受け留める覚悟が要るということ
が新しい結論です。右というのは失くす新鮮愛のこと。左というのは築き上げ
ていた道の伴侶という時間のこと。

過ぎてみればあまりにも短い人間の一生です。
出会いは千載一遇の宝なのかもしれません。取り戻す忘れた青春を進むのでも
悪くもないと念を押しておきます。

真理之丞勿忘草 (2022/04/09 Sat 23:04:58) pc *.81.210.241

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