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No.486027 Re: ゲイとして生きていきたい

誰かと恋に落ちて、誰かに心奪われて、また誰かに嫌われたくない一心で
すべての時間を捧げる恋をできたとして、あなたは清々しく生きてこの世を
終えられるのかどうか。
あなたはゲイである以前に、自分の出生の源であるあなたに注がれた筈の愛を
見捨ててしまうことができるのか。
過去を振り向かない道を選択したとして、
あなたは満足を掴んだゲイ恋の後で自分の人生に後悔をしないでしょうか。

兄弟の人柄と気質、また献身的な心をあなたは慎重に判断なさい。
兄たちがあなたでなくてもあなた以上のことをできるのであれば、それは偏に
ただのあなたの鬱積に基づくコミュニケーション不足が大半の原因です。

しかし、もしもあなたと同じことを彼らと（責務外の）義姉たちができる筈も
無い場合、却ってあなたは自分の幸せを掴める可能性が高い。
ご両親が最後に弱って施設などに入る方が良い時が来るまで、
あなたができることを成すことで、
あなたのその後のその時でもまだ間に合う恋愛を
（また若さの輝きと葉違った意味で）謳歌できるように思うのだけれど、
どうでしょう。若者だけが愛を堪能し得るのではないのだから。

自分が生きて歩んで来た道は、自分だけで成せて来た訳じゃない。
おそらく誰にとっても（多くの場合）親のお陰が大きいものです。
生ぬるいことを吹き飛ばすほど介護は苦しい現実があるのだと思います。
だから、それに懸けよなどとは他者は誰も述べられない。
しかし、あなたの人生の軌跡に父上や母上が、どれほどの誠実味や懸命さで
生きた人であったか、それを損得勘定ではなく、
自分の道が自分が果たせたと思う心でその後悔いのないようにすることの方が
あなたの「今更の小さな恋愛試し」よりは
貴重であるとあたくしは感じるのだけれど、どうでしょう。

あなた以外に誰もしない～とあなたはもう全部の答えを書いている。
それは、あなたしかできないという宿命のような心の問題と責務なのです。

時代は少しずつ動いたり変わって行くでしょう。
遣り切ったと思えるあなたの恋路と、それ以前の工夫の並行路に賭けることの
可能性も無いとはいえない。苦悩のまま向った報恩の果てに、
それでもひとかけらの恋が齎されない運命など必ずやありません。
そして、おそらくゲイと叫びたい自己達成の満足を超える暁になる筈です。

最後に、あなたが誰にどんな揶揄や嘲笑を陰で浴びても屈してはいけません。
因果応報の罰がそういう御仁には降って来ると素知らぬ顔で歩んで行きなさい。
その上で訥々と当たる。それができないのであれば、しない方がいい。
どこ吹く風で、そんな身の上にも降る本当の愛を必ず掴めることでしょう。

人生は自分のためにある。
それは違います。自分が生きられた意味を知って、その上で自分を果たす道に
と向かうべきなのです。若さの無謀の醍醐味と後悔のない心の上の愛の希求と
を比べた時、後者の方が格段にゲイの自分を喜べるとあたくしは思うのです。

眞理
https://youtu.be/RpxXeNakyfY

真理之丞宿命悧２ (2022/06/07 Tue 01:20:38) pc *.165.94.86

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