
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
あなたの問題は非常に興味深く、人生の妙味と摂理を引き出している。
これはエロ事象だけのことではなく、
人間性や人格、好感度ということでも同じようなことが言えるのです。
ブ男や醜悪な見てくれほど中身が崇高とか、そんな意味ではありませんが、
得てして心の通い合いが心地よい人というのは、
概ね、見てくれの最高級や理想と掛け離れていることは実に多い。
人間の見掛けは、
生まれながらの美形や育った生育環境が根幹に在る品格など、
素の人間性自体が一線を画するようなレヴェルというのは避け得ない事実
なのだけど、
それ以外にも、後天的な意識による向上心や周囲環境で学んだセンス、
またブサイクほど求めるもの(理想)が高いような美意識とか、
そういう風に、後から(当人が)意識して身にまとう形で
(上質というものが)形成されることが多い。
その際、自分はそこいらの者とは違うというある種の差別意識が根付いてし
まうことも多く、早い話が、鼻持ちならない男だとか、気障で嫌味な野郎だ
とか、
エラそうな横柄な人柄などが多く見られるようになる。
(一般に学歴や教養の高い者ほど、付き合い難いとか、嫌な性格が多いのは
世界共通の事実であって、そこにも実は理由も在ったりします。この意味は
全員がそうという意味ではなく、得てして多いという意味。)
そして、生まれながらの純粋さということなのか、
はたまた、それも育った環境、つまり、親の気質の遺伝であることが多い
ことがある「人の好さ」「ピュアな」と云えば正負のどちらの意味も
出てきますが、
兎も角、好感度の高いそぶりや言動を持っている人が確実に存在する訳です。
それらの二種類を思う時、
見事に両方を兼ね備えた者は稀ほどのことがあり、
心地良い人というのは、往々にして、外見やステイタス的に最高ということ
は少ないものなのです。
だからこそ、平凡が一番ということで妥協点を見出そうともする訳。
この話と同じで、
あなたの満足な「絵に描いた餅」的な理想のタイプ人は
おそらく、あなたとの付き合いにおいて、あなたは満足できないことになる。
そういうことがとても多いと予測できる。
観ていて(思うだけで)擽られるタイプの人は、
実際には、愛想も無く、楽しくもなく、嫌な奴だなということが多いのです。
となると、あなたの述べている事実は、
そのまま世の中の人間味の核心を衝いている訳であり、
その人で得られたエロスと言動は、あなたの理想の次元の彼では実はよほど
のことでない限り得られないことが十中八九多いものなのです。
しかし、人間はエロスだけれで生きてはいない。
むしろ、エロス以外で耳目と脳が満足することが重要でもあって、
結婚生活で家庭や子どもが最重要にならない場合の多いゲイにとって何が
最重要かはひとそれぞれであり、
あなたが何を重視したい自分なのかで相手に求める条件も変わって来ること
になる。そして、
あなたが大満足な彼と一緒になれても(付き合えても)、
あなたはもう知ってしまったエロスの耽美を絶えず思い出すことだろう。
同時に、エロスでない時、人間的に嫌になる場合も多いことが予測される。
あなたがどう自分を考えているか、どうした日常を送っているのか、
それによって目指す対象は異なって来る。
しかし、本当は、額縁の絵にして愛でていても、そのうち飽きて無味乾燥な
思いに陥る訳で、楽しく満たされる道の方が生きた甲斐に繋がるのです。
それが恥ずかしい痴態までもということであたくしは書いてはいませんが、
人間性、もっと平たく言えば、人間味で自分が自分らしく緊張もせず苦しま
ない誰かと過ごす方がおそらく健康にとっても良いでしょう。
タイプな人にも必ず欠点は有ります。
だからこそ、欠点よりも、どんなふうに快適でラクチンで嬉しいか楽しいか、
それは殊の外重要なのだということをあたくしの結論としたい。
二兎を追う者は一兎をも得ずという格言が俄然差し迫って来る。
最後に、この考えで、違う視点も基準となることをお教えしましょう。
それは、優劣で図るのではなく、フィーリングを重視するといいのです。
ただし、フィーリングが合うということで判断する場合、上記の理想のタイプ
から遠ざかるあたくしの上記で説明した通りの人物像に帰結する。
「痘痕も靨」「あなたが自分の理想像になる」ことで解決してみるのも妙案
です。完全な男ほど、相手を選り好みしないのも人間の七不思議。
眞理
https://youtu.be/Dngqp_Mse5o
真理之丞靨探し (2022/08/28 Sun 18:43:21) pc *.228.137.243
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