
ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
ただの恋仲や痴話話ではなく、
人間性や、気質、また冷えた関係性の大元に在るものということを考えるのは
返答する時に少し胸が苦しくなる。
リアルに想像もできるからでしょうか。
自分側の自分しか見えていない姿のことも、相手が変わらないことも、
その時はどうしようもない、どうしようもなかった人間関係というものは多い
ものです。
あなたの相談では、折れたアンテナが元には戻らないという難しい問題が
あるのです。人間は一旦隙間風が吹いたり、鼻白む思いを抱いてしまうと、
事在るごとにそれがフラシュバックしてしまい、加速度的に嫌になるという
傾向が大きいのです。
ゲイの場合は、夫婦のように理解し合って乗り越えるカップルもいらっしゃる
かもしれませんが、どだい一般の男女の夫婦夫妻のようにはいきません。
解消もできて、避けることもできて、隠すこともできて、他には候補者がどこ
かにいつでも居るという逃げられる自分像を最初から脳裏に並存させている
からです。
その並存は、相思相愛になる前の相手探しの段階で、そこにいつでも戻られる
という脳への刷り込みができてしまう。
そして、鎹(かすがい)である子は居ないし、ペットでは人間とは違う。
そういう訳で、その彼はあなたの事は理解していて大事にも思うかもしれない
けれど、自分を必死で変えてまであなたに気に入られるべく、あなたを満足
させる必要性までは思わないのだということなのですたぶん。
他の誰かが居るとか、そこまでは(まだ)思わなくても、
あなたでなければいけないことは最初から思っていない可能性が高い。
恋愛ボルテージの高揚感の中ではそうは見えなかっただろうけど…。
淡泊というのは、あたくしが思うには、慮って肯定されて当然のようなことで
はありません。それは、自分はそれで(も)赦されると思い込んでいる傲慢と
紙一重のものなのであって、
歩み寄る努力を端(はな)から放棄しているどころか、
否定している人格の者ともいえるのです。
しかし、ここには難しい問題があって、血の問題と脳の問題が有るのです。
つまり、生れながらにしてそういう気質は遺伝的に受け継がれているレヴェル
のものでもあって、彼が努力で超えられるものでもないのです。
彼の脳と皮膚にはそういう情熱の希薄さの遺伝子が刷り込まれているのです。
理知が優れて高い場合の人にもありがちな傾向。
しかし、世の中は理知や理性では実は回っていないのです。あなたが悩んで
いるように。。。
だからこそ、
恋愛は理屈ではなく、感性の響き愛や、感覚の投影、またはフィーリングの
一致が重要になる訳なのです。
彼も努力はするのだが、というその努力がそのまま続かないのは、そういう
ことなのです。理屈や経験で彼はあなたが求める次元を知っているけれど、
実際には傲慢と怠慢といえる場合は実に多い。
暮らしている範囲では、または慣れ親しんだ弛緩の脳波の中ではリバウンド
してしまうのです。
そして、そういう人間は痛いところを指摘されるのが嫌いという傾向が有る。
それだけでも傲慢さに気付かないという傾向が正当なものといえる。
おまけに、彼の中では、ハッキリとした意識ではないし、悪気でもないで
ありましょうが、漠然とあなた以外でもいいのだという「驕り予測」がどう
してもあると推察したあたくし。
すなわち、あなたを見縊っている節がどこかには必ず潜んでいるのです。
平たく言えば、年齢が年長であることを敬意というよりはバカにしている
可能性まであるということです。是が非でもあなたに添うという気が無い。
あなたに合わせなければいけないと自分を「曲げる」反省が無い。
そう、彼にとっては「愛」がそうさせるのではなく「曲げる」ということ
なのです。それが淡泊で譲歩されるのはおかしい。
それで悪いとも思わない彼は、どこかで問題がある人物像であり、それを
もしも変えられないのであれば、あなたは彼とはやっていけないだろう。
ふさわしくない相手ということです。
それで、どなたかも書いていらっしゃる図星の言葉のように、あなたのその
譲歩や寛容性を彼は失ってみなければ痛まない、解らないということ。
しかし、それだけでは終わらないのがこの問題の核心。
遺伝子というのは過酷なものなのであって、おそらく、あなたが去っても、
別れを切り出しても、彼は真の意味で涙を流さない可能性まで高いということ
がこの問題の一番の核心なのです。
さらに様子を観て、あたくしのこの見解がどう間違っているか、間違っている
ならばあなたは幸せに向かうことだろう。
眞理
真理之丞曲げ恋 (2023/05/11 Thu 01:16:32) pc *.83.124.80
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