ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
既に色々な方が、色々な立場からアドバイスなさっているようなので、繰り返しになってしまいますが、当事者から一言。
まず、鬱という病気は、最近「新型鬱」とか「非定型鬱」と呼ばれるタイプが最近注目されていますが、従来から「鬱」と呼ばれるものの大半は「内因性鬱」と呼ばれるものです。ひたすら自分を責め、希死念慮も強く、自己否定感が非常に強いのも特徴です。また、不眠、食欲・性欲減退、イライラ感、体重の減少または増加、パニックなどなど、同じ内因性鬱でも様々な症状があり、医学書などで指摘されているこれらの症状が全て表に現れるものでもありません。
で、鬱も初期段階での適切な治療と周囲の理解や協力があれば、比較的短期間で寛解状態まで持っていくことは可能ですが、実際の世の中を眺めてみれば、医者の言うような理想的治療環境を手に出来る患者の方が圧倒的に少ないのも事実です。
で、結論から言いますと、たとえ愛している彼氏さんでも、その方が鬱を寛解状態に持って行けるまでは距離を置いた方が良いと思います。既に体験なさっているようですが、鬱病の人間くらい扱いにくい存在はいませんし、下手をすれば共倒れに陥ることも珍しくありません。精神医学の専門家でさえ、メンタルヘルス患者と一日に何人も接すると心のバランスが崩れるというくらいですから、決して彼氏さんに対して冷たいと思わず、支えきれないものは一度手を引いた方があなたご自身の為です。
私は相方一歩手前まで行った彼がいましたが、やはり途中から私を理解し支えることでその方の精神のバランスまで崩れそうになってしまったので、こちらから別れました。今hああなたの彼氏さんもあなたを失うことで心のバランスが一時的に崩れるかもしれませんが、鬱の人間をすぐ身近で支えるなんて、よほどの覚悟があっても難しいものです。
遠くから、彼氏さんが寛解状態になるのを見守るのも一つの立派な愛情だと思いますよ。
鬱病歴20年以上のオヤジから (2010/10/05 Tue 09:39:37) pc *.240.169.128
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