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Re: ノンケぽいゲイの集まりはできないか

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No.82994 Re: ノンケぽいゲイの集まりはできないか

おはようございますー

以前、知り合いの教授から
一個のGAYとして半生を語った上で
「ある問題」について生徒たちと話し合って欲しいと言われました

もともとなにか表向きに活動をしているGAYではなくて
一般人として暮らしている同性愛者が、その問題をどう見ているか
というスタンスでいいと言われましてん

大学キャンパスの扇形になった大講義室って何名くらい入るのかね
まああの大勢の中にも ひとりくらいはGAYがいたんでしょうが
ほぼ100%フツーの男女生徒です

壇上に立って マイクを握ると
とたんに、それまで俺が持っていたGAYとしてのIdentityなんてものは
風前の灯でした
その殆どが いかに同族の間でしか流通しない儚いもんだったんかと
愕然として 泣きそうで 孤独でした

生徒たちが
「目の前のコイツが何を語るの?そこになにか意味があるの?」
のほうに神経を集中しているのが 痛いほど分かりましたから

奇をてらってオネエぶっこいてもよかったです
ボウズ髭にして野郎っぽくしてもよかったです
どちらにしても、彼らはそんな外見に騙されはしなかったでしょう

とりあえずその場は盛り上がったとしても
「今日のヒトの話、何も残らなかったね」と言われるのがオチです

だんだんマイクを握る自分の声が細くなっているのに気付きました

だからといって、
TVの芸能人のように、見た目の”インパクト”を与えれば与えるほど
逆に、自分の発言がゆがんだカタチで伝わってしまう
それなら、普段着で、ボサボサの髪で
ありのままでいいじゃんと 逆に開き直ったら

いつごろGAYだと意識するようになったか
どんな葛藤があったか
GAYとしてどんな幸せがあって どんな辛いことがあって
傷ついて、反省もして、
そこから普段は口にしないであろうどんな矜持が生まれたか

『俺』をどう説明すればいいか 自然と順番が頭の中で組みあがりました

語り終え 質疑応答して、拍手。

その後、気付きました
ああ なんて俺はちっぽけなんだ

拍手?ばかばかしい
そんなもの何になります?
いくら褒め称えてもらったって腹の足しにもなりません
(それを日々のメシの種にするなら別ですが)

結局、講義室を出て、
「今日はありがとでしたー よかったらこれからお茶でも飲みませんかあー」
って駆け寄ってきてくれたのは
話してみれば、同じ県の出身だったとか
近くの駅に住んでるんですよーとか
あたしの弟もゲイなんですよーとか
いくばくかの共感を持ってもらった一部の子たちだけ

それでも俺はちっぽけでした
この子たちが傍にいたとしても やっぱ俺自身はちっぽけな存在です

見た目がなんだ?

こうやって、共感を持ってくれる仲間を
増やして行くしかないんだと

キャンパスを後にしました

kouyuu (2010/10/27 Wed 10:34:17) pc *.98.159.189 メールを送る


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