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No.85616 Re: お坊ちゃま・貧乏ちゃま

三つ子の魂じゃないけれど、
自分が自分であると思い込んでいる自分の思考の傾向やポリシー、また趣味
を、人間はなかなか変えられないものです。
あなたの問題の解決には、十分な対話や、相手に悟られないあなたの陰なる
主導スタンスが必要になります。あなたは彼より一歩も二歩もしたたかで
強靭な精神を持つ必要がある。流されるまでのあなたでは、今の心労は解消
しないことを思いましょう。

あなたの今は、彼の趣味にあなたが合わせて成せている恋です。
それはそんな彼の言動を（最初の時点ですら）好きと思ったあなたの判断力
に非がありました。
人間は人間のオシャレ度や洗練度の中の思考力を見抜くことが大切です。
その趣味や高額を彼はどう理解しているのか。
ただ単に悦に入り、満足気であったり、自尊心のラインで内心自慢なのか？
はたまた、その値段に（庶民の）誰もが平気で応じられるとでも思っている
のかどうか。彼が幾つも年上ならば、自分の来た道や世間一般を思うことが
ないのかどうか。もしそうなら、彼はいかに趣味がよく、スマートで垢ぬけ
ていていても人間の誠実と思いやりの失格者です。

いつもそれを纏える自分であることを、世の中や社会に照らして客観視して
自分の高尚に対して謙虚である必要があるのです。
そんな思いやり・もっと言えば、自分をあくまでも質す男を恋人にしなけれ
ばいけません。貧しくてもその範囲で人生を謳歌している男が誠実の見本で
あり、頼もしいのです。
本当の男の価値は、自分が高みに至れば至るほど、その対極に居る人や彼に、
言葉ではなくさりげなさの愛で、低い者に合わせようとする心意気に有るの
です。

その意味では、あなたの彼は実は鈍感で、センスの低い男です。
その意味では、あなたは背伸びで応じた恥ずかしい男です。

あなたはあなたの楽な店に連れ回しなさい。
そして態度を変えないそんな彼なのなら、あなたに相応しい彼ではないこと
に気付きなさい。恋愛は、貧しい者が正直である時、富める者がそれを出さ
ないまでにどんな次元にも降りて語り合える時に真に堅固な愛を生む。

彼に靡いたあなたが最初に恥ずかしい。
気付きもしない彼はなんと厚かましい。
そんな恋をラブラブとするあなたの感性は案外深刻な病状です。

真理之丞心意気 (2010/11/09 Tue 19:37:52) pc *.82.45.4

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