ゲイとして生きていく上での心や体の悩みを相談してみよう。ネット上にいる兄貴や弟が相談にのります。
HIV陽性…。そう告げられた時はさぞ辛かったことと察します。
これからの、すること・出来る事は自己の健康維持とHIV感染者と正直に話し
感染を拡げないこと。
一番怖い例は感染者が躍起になり、発展場やセックスする相手に告知せず、
不特定多数の相手に感染予防もなく感染を拡大させている事実です。
(非常に多い事例です)
日進月歩、医療は日々進歩していますが特効薬が無いのが現状です。
このサイトを見ている方や柴さんもHIVの知識は既に承知していると
思いますが、医療従事者として簡単で判りやすく述べたいと思います。
*身を守るための知識
傷口には注意する。(皮膚の接触だけでは感染しない)
粘膜を守る。(目、口、鼻、肛門、ペニス、)
避妊具を有効活用する。(コンドームは必須)
STDになると100倍の感染率である。治療は必ずする。
(STDとは…性感染症(クラミジア、梅毒、陰部ヘルペス、毛ジラミ)他
*予防できる病気である。
行動病であると考え、正しい情報は何よりも替え難い最大のワクチンである。
判断力をしっかりと備える。
*セイファーセックス
1. No sex セックスしない。(これは無理が多いが自慰行為のみもある)
2. Steady sex セックスの相手は一人。
3. Safer sex コンドームをつける。(最大限の予防策)
*治療法
多剤併用治療法が一般的になり CD4が200を切る前に治療を開始。
(ウイルスは6時間で消える。CD4は日々産生され、HIVウイルスと戦う)
このような治療法により、死亡率の激減、入院期間の短縮と外来通院の日常化が可能となっている。
*疑う前に先ず検査
各都道府県の保健所で無料&匿名で検査を実施。
恥ずかしいことはありません。医師・看護師・他医療従事者は何人も
患者様を診ています。あなただけではありません。これはどの診療科を
受診するにも当てはまります。検査が治療の一歩となります。
そして柴さんへ…
独りで悩まずにいろんなHIV関連のボランティア団体があります。
今からいろんな事情を抱えている方々との接触が自己を変え勇気付けて
くれると思います。(同時に人の痛みや苦しみも理解できる)
人との出会い、それは何物でもなく、かけがえのない財産になるでしよう。
人間誰も最期は訪れます。その最後が独と、たくさんの人との出会いとでは
寂しさが違うと思いませんか!?
これからは是非「一期一会」の出会いを大切にして下さい。
そしてお身体お大事にして下さい。
医療従事者 K (2010/12/02 Thu 12:26:08) pc *.207.68.150
この回答が参考になった: 3人 (携帯からのみ評価可)